About us

活動趣旨


反バッシングセンターは、日本社会でおこなわれているあらゆるバッシングに反対し、行動する団体です。学生など若い世代が中心となって活動し、貧困や差別を「自己責任」として扱う言説に対抗します。

 

ここ数年、格差や貧困の問題が大きな社会問題として注目を浴びています。2016年には、収入が最低生活費を下回る「隠れ貧困」層が2000万人以上いると報道されました。日本社会を取り巻く社会状況は深刻なものになりつつあります。

 

かし、一方でこのような社会問題を個人の「自己責任」として矮小化し、バッシングする言説が勢いを増しています。最近ではフリーアナウンサーの長谷川豊氏が自身のブログで、人工透析の治療を受ける患者は死ぬべきだと発言し、物議を醸しました。

 

バッシングの背景には、生活保護受給者や重病患者を社会的な「コスト」として扱う認識が社会に蔓延している現状があります。2016に起きた障碍者施設襲撃事件は、社会的弱者に対する危険思想が殺人にまで至った象徴的な事件といえます。

 

このような思想に対抗していくためにも、現場に根差した新たな取り組みが重要であると私たちは考えます。差別や偏見に基づくバッシングに対して事実をもとに反論し、バッシングが吹き荒れる現状を変えていきます。

 

私たちは、日本社会の貧困・労働問題に取り組み、社会問題を「自己責任」や「甘え」として個人に押し付けるバッシングと闘います。そして、人々が社会に対して生きづらさを感じることなく過ごせる、ムリのない社会を求めます。


立ち上げの経緯


反バッシングセンターはNPO法人POSSEやブラックバイトユニオンに取り組む大学生・大学院生が中心となり20171月に立ち上げました。

 

NPO法人POSSEやブラックバイトユニオンでは当事者の相談や調査活動から労働・貧困問題を明らかにし、ブラック企業問題を社会に提起するなど、現場での活動を中心に様々な取り組みをおこなってきました。

 

しかし近年、社会問題を自己責任として個人に押し付けるバッシング言説が社会的に急速に広がっており、貧困に対する誤解や偏見、それらを背景にした行政の人権侵害が現場で蔓延しています。

 

こうした状況を受け、バッシング言説に対して客観的な事実をもとに反論していくことや、行政による人権侵害を是正させる取り組みの必要性を強く感じ、反バッシングのためのムーブメントを開始することにしました。

 


海外では・・・


海外では、現場を基礎にし、住みやすい社会を作るための様々な取り組みが日々おこなわれています。取り組まれる分野も労働・貧困問題や環境破壊、ジェンダー差別やレイシズムなど多岐にわたります。


このような取り組みは国際社会で多大な影響力を持っており、現場での被害者の救済にとどまらず、各国政府や企業、国連などの国際機関に働きかけ、社会を動かしています。

 

また、これらの活動は海外では人々の日常生活に深く浸透しており、とても身近なものとなっています。

大学生や一般市民も、当たり前のこととして参加していきます。また大学卒業後の進路としてNGOなどへの就職も一般的で、住みよい社会を作るために様々な人々がグローバルに活躍しています。

 

しかし日本ではこのような取り組みはマイナーなものであり、様々な社会問題が覆い隠されています。そして人々が普通に生活することが難しくなっています。私たちは日本でも新たな取り組みを立ち上げ、社会をより良いものへと変えていきたいと考えています。


たとえばこのような活動がおこなわれています

・Clean Clothes Campaign
https://cleanclothes.org
主に繊維産業における労働者の権利を守り、労働条件を改善していくことを目指す団体です。世界各地で現場での労働者の支援活動を基礎としながら、現地政府への働きかけや消費者への啓発キャンペーンなど様々な活動を行なっています。

 

・Maquila Solidarity Network
http://www.maquilasolidarity.org/en
中米やメキシコにおける労働者と女性の権利侵害問題に取り組むカナダの団体です。地元の労働組合と連携し、低賃金やジェンダー差別への現場での取り組みを基礎としながら、国際的な分業体制の中での産業全体の構造的問題の分析や、先進国企業への働きかけもおこなっています。

・350.org
https://350.org/how/
気候変動の問題に世界中で取り組む環境団体です。各地の被害地域などで気候変動について調査研究し、そこから様々な提言を各国政府などにおこなっています。アメリカでベストセラーとなった『ショックドクトリン』の著者でジャーナリストのナオミ・クラインも参加しています。

 

・Amazon Watch
http://amazonwatch.org
アマゾンでの熱帯雨林の開発による環境破壊の問題に取り組む団体です。現地で先住民の権利保護や具体的な環境破壊の調査活動を行い、先進国の企業や金融機関に対する環境保護の責任を追求するキャンペーンなどもおこなっています。先進国の有名大学出身者なども現場を基礎にして活躍しています。


私たちの運動は、日本社会、さらにはグローバルに社会を変えていこうという取り組みです

オーガナイザー


渡辺 寛人

1988年生まれ。ソーシャルワーカー。ブラックバイトユニオン代表。東京大学大学院。専門は貧困問題、福祉社会学。3.11以降、仙台POSSE代表として被災地支援に取り組む。

 

大内 萌

1994年生まれ。大学生。NPO法人POSSEで若者の生活相談・労働相談を担当。